「原作にはなかった」。グレン・クローズ演じるキャラクターの姿に込められた、フランシス・ローレンス監督の意外なアイデアとは。
『ハンガー・ゲーム:サンライズ・オン・ザ・リーピング』のフランシス・ローレンス監督が、グレン・クローズ演じるキャラクターの変身に込めた着想を明かした。クローズが演じるのは、前日譚となる本作に登場するドゥルシラ・シックル。映画の予告編の冒頭にも登場するキャラクターで、一瞬クローズだとは気づかないほど、まるでセルロイド人形のような姿をしている。
予告編では、ドゥルシラが車いすでステージに運ばれ、立ち上がるのを手伝われたあと、第12地区の刈り取り(リーピング)を告げている。殺し合いの参加者を選び出す事実上の死刑宣告だ。
「Digital Spy」が出席した映画製作者向けのプレゼンテーションで行われたQ&Aで、ローレンス監督は、ドゥルシラの動きに制限を持たせるアイデアは自分の発案だったと明かした。

Lionsgate
「それは原作にはなかったアイデアです。彼女がコルセットのようなドレスを着ることになっていて、歩くのが難しくなると思ったことがきっかけのひとつでした」と監督は語る。「さらに、ドゥルシラ・シックルというキャラクターの年齢にも謎めいた部分があります。彼女がどれほど動けるのか、はっきりとはわからないのです」
その着想について、ローレンス監督はこう続けた。「1930年代、40年代、50年代の女優たちの写真をたくさん見ました。休憩中も座ることができず、板に寄りかかってたばこを吸っているような姿です。それを見て、ドゥルシラが動き回る方法としてぴったりだと思いました」
「当初は、ヘイミッチと初めて会う場面でも、あの道具に乗せて階段を下ろす予定でした」
ローレンス監督は、さまざまな小道具を使った演出について、「考えるのが楽しいアイデアでした。彼女のルックやネイルについては、グレンと私のあいだで何度も意見を交わしました」と付け加えている。

Murray Close/Lionsgate
新たな予告編が公開されるなか、ローレンス監督は本作について、「シリーズ最初の2作品への原点回帰」だと説明。「構成や雰囲気、そして、驚くべき、同時に恐ろしい出来事を経験するキャラクターに寄り添い、共感していくという点では、『ハンガー・ゲーム2』(2013)のような作品への原点回帰だと思います。本当にうれしい」と監督は語った。
『ハンガー・ゲーム:サンライズ・オン・ザ・リーピング』は、全米で11月20日に劇場公開予定。
※この訳は抄訳である